上記の男性、全くの同一人物です。
左の写真は最近のショットで、右の写真は廃人状態の頃です。
ここまで人間ルックスが変わるものなのかと・・・。
彼の名はブライアンウィルソン。ビーチボーイズの中心人物。
楽曲、プロデュース、アレンジ全てを手掛けポップ史いや、音楽史に名を残す大天才であります。
ビーチボーイズがあの天真爛漫で爽やかな音楽とは裏腹に、内情はものすごく「ドロドロ」したことで知られている。
特にブライアンは初期のビーチボーイズ像「海、サーフィン、女の子」などのイメージからいち早く脱却を試み
名盤「ペットサウンズ」を完成させる。
しかし当時メンバーですら理解できなかったこのアルバムは、
一部のアーティスト(ポールマッカートニーは今でもこの作品をフェイバリットとしている)を除き、大酷評を受ける。
天才というのは人の3歩先に進んでるものだから、当時としては早すぎたんだろうね。
この世間とのギャップがブライアンを追い詰め彼は精神的パラノイアに陥ってしまう。
ドラッグと酒に溺れ部屋に閉じこもりベットから起き上がることも、できなかったそうだ。
そして彼はとめどなく湧き上がる創造力を突き詰めるべく
「神に捧げるテーンエイジ・シンフォニー」と名付けられたアルバム「スマイル」の制作にとりかかる。
だが既にブライアンの精神はアルバムを完成させられる状態ではなく、この制作を途中で断念。
以後のブライアンは70年代から80年代後半にかけてたまに曲を作ったりステージに出演したものの
殆ど廃人状態となっていた。
1988年ソロアルバム「ブライアンウィルソン」を発表し奇跡的な復活を遂げてから
彼はそれまでの隠遁生活がウソなんじゃないかと思えるほど精力的に活動をする。
2002年にはペットサウンズを全曲演奏するコンサートが行われ
2004年は37年の年月をえて未完だった「スマイル」を完成。
世界中を歓喜と涙に包ませた。
僕も「スマイル」を1日中、泣いて聴いてました。
「ペットサウンズ」と「スマイル」の良さをわからない人とは喋りたくありません(笑)
マリーが選ぶブライアンウィルソン&ビーチボーイズ作品
「ペットサウンズ」 「ライブインロンドン69」 「サンフラワー」 「スマイル」 「エンドレスハーモニー」(DVD) 「スマイルライブ」(DVD)