笑いのセンスって音楽にも必要ですよね。全部がシリアスな音楽って､聴いてて疲れるし個人的に好きじゃない。
ツッコミ甲斐がある方がいい音楽だと思います。

ビートルズにしてもサザンにしても､すげー名曲作ったと思ったら
ふざけまくった曲もあるじゃない。あのふり幅がいいんだよね。

｢笑い｣ってことを考えると例えばレコーディングでピリピリしてたりする時
いかにこの湿度を下げるかみたいなとこに､命かけてるとこありますよ(笑)

お笑いのセンスがある人って頭がよくなくちゃ出来ないですよ。
もっと言うと回転の早さと発想力だね。
ミュージシャンである僕がプロのお笑い芸人を見てると勉強になりますもん。
あの発想を音楽に生かせないかと日々考えたりして。

すごい世界ですよね、前にブログに書いたんだけどテレビ見てても
お笑いの人の緊張感ってスゴイじゃないですか？
ネタとかは別にして大喜利とかさ、その場で考えるでしょう｡
音楽で言うところのインプロビゼーション(注１)が出来て当然みたいな。

ヤバイな音楽負けてるやんと本気で思います。その場で作曲してるようなもんだからね、

好きな芸人はいっぱいいますけど､1番好きな芸人はダウンタウンの松本人志ですね。
天才ですよ間違いなく。島田紳助が紳助竜介とういう漫才コンビをやってる時に
ダウンタウンの漫才を見て引退を決意させた話は有名です。

松っちゃんの発想は凡人には理解できないというか､すごい世界に飛びますよね。
ありゃ恐ろしいくらいです。。ツッコミのいないたった1人で武道館でライブやったりするなんて
並みの芸人じゃできませんよ。

こないだねダウンタウウンの「ごっつええ感じ」のDVDを全部借りて見たんですけど
よくまあ、あのコントをゴールデンタイムで放送してたなーと。
今見ても素晴らしかった。ていうかリアルタイムであれを見れたのは､幸せでしたね。

注１＊インプロビゼーション　即興演奏のこと。